みずしな

水とタバコ
(この記事は喫煙を推奨するものでも、「煙草はやめるべき」と啓蒙するものでもありません。ただし、未成年の方の喫煙は法律で禁止されています。)



煙草は8年吸ってきて、5年くらい前にやめた。吸い始めた理由はありきたりすぎるのだけど、まあふつうに、ちょっといけないことがしたかったのだ。
それに加えて当時は食べる行為を嫌悪していたから、「食べたくなさ」と「食べたさ」の葛藤に悶える時、思考を鈍らせて誤魔化したかった。病気がそうさせたといえばそれまでだけど、ニコチンに依存していたことに変わりはない。
あほみたいに吸ってたのにやめる時は案外あっさりしていて、特別苦痛はなかった。それからずっと吸っていなかったのだけど、ときどき無性に吸いたくなる時は間々、あった。煙草を吸う夢を見ることもあった。でもめざめたらどうでもよくなっていることが多かったし、吸いたくなっても結局吸わずにいられた。なのに今日は、仕事が終わったら一服しようとなぜか心に決めて、それを目標にがんばった。

ここ数日ずっと精神がすり減っていて、呼吸ができなくて苦しかった。深呼吸の必要を感じていた。実際煙草を吸って深呼吸ができるわけはないのだけど、昔感じていた息のできなさがまた来たのがしんどくて、あとちょっと悪いことをしたくなってしまって(この歳で)、コンビニに行ってマルボロメンソールとライターを買った。
とても寒かったけれど、寒空の下で煙草を吸うのはなつかしくもあった。でも、吸ってすぐに、あ、こんなもんか〜、と思ってしまった。

期待していたほど息がしやすくはならなかったし、燻っていた苛々や鬱屈も消えなかったし、なんなら支払った600円(ライター入れたら700円ちょっと)が惜しいとさえ思った。
あと髪の毛に匂いがつくのもいやだなと思った。

もったいないからフィルターぎりぎりまで吸ったけれど。

喫煙している7分ほどのあいだにそんなことを考えたので、記念に(?)書き記しておく。

なんで昔はあんなに吸ってたんだろ〜と思ったけど、昔は昔でそういうのが必要だったんだなと思う。今は必要がなくなったってだけで。
でもいつかまた、今日みたいに煙草を強く求める時が来るかもしれないから、そういう時は、まーしゃあなしと思うことにして、今日はこれでおしまい。

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